クマ出没に関する現在の取り組みについて(11/18追記あり) ※現在、休園中です。

※11/18(月)追記しています。(赤字部分)

10/28(月)にクマの痕跡が発見された件について
先日、11/10(日)までの臨時閉園が決定されました。
11/11(月)からは冬季準備のために休園し、次の開園は早くて12/22(日)からとなります。

 秋の開園がほんの僅かだったのはスタッフにとっても誠に残念に思いますが
お客様に安心して公園をご利用いただくことが一番の願いです。
安全に冬季開園を迎えられるよう、現在公園内でどんな対策をしているのかをお知らせいたします。

 なお、10/29(火)から本日11/10(日)まで、公園内でクマの痕跡は見つかっておりません。
また、9/23(月祝)以降、クマを直接見た人は居らず、痕跡だけが見つかっています。
今回痕跡が見つかったクマは人を避けて移動していると言われています。
公園内での人への直接の被害はなく、駆除の対象には当てはまりません。

 (1)外周柵隙間からの出入り痕跡調査
外周柵には小動物が出入りできるよう、各所に約20㎝の隙間があります。
9月・10月に見つかった痕跡から、公園内にいたクマは体長1.2m~1.5m程度の小熊と推定され、この隙間を通って入った可能性も否定できません。
通った場所が特定できるよう、外周柵の隙間近くに砂を撒いています。
もしクマが砂の上を歩けば、足跡が付きます。
また、周辺には監視センサーカメラを設置し動物の動きがないかを確認しています。

  

▲外周柵と撒かれた砂(草が生えていない部分)

(2)外周柵の隙間をふさぐ 
前述した外周柵の隙間を金網等でふさぎ、クマの出入りを防いでいます。
現在、公園の東側と西側でこの作業が完了しています。

11/14(木)で、全ての隙間をふさぎました。

 

▲外周柵に設けられている隙間

 

▲外周柵の隙間を金網でふさいだ後

(3)門扉の開放
外周柵にはスタッフが出入りするための門扉があります。
それら門扉のうち南側を中心に6か所を開放し、クマが園外に出やすいようにしています。
門扉には監視センサーカメラを設置しており、動物の動きがあれば画像で確認ができます。
画像データは毎朝回収し、確認をしています。

11/16(土)に園外側でクマの足跡及び映像を確認したことを受けて全て閉じました。

 (4)公園内(外周柵、園路)の巡回
1日1回~2回、2人1組で行います。
巡回時はヘルメットおよび鈴を携行して行います。
巡回は痕跡の確認とともに、公園内で人が歩き回ることで、クマに「公園内は居心地が悪い(だから出て行こう)」と思わせる狙いがあります。
※毎朝、監視センサーカメラの画像等を確認して異常なしと判断してから巡回を開始しています。

 

▲外周柵を巡回している様子

新しい動きがありましたら、またお知らせいたします。

【これまでの経緯】
(1)10/28(月)以降の経緯について
 ・10/28(月)
  午後、巡回中の公園スタッフがクマのものと思われる足跡と糞を発見する。
  その後、監視カメラにてクマの姿が撮影されていたことが判明する。
  13:30に臨時閉園。
 ・10/29(火)~ 臨時閉園を続ける
 ・11/5(火) 
   「国営滝野すずらん丘陵公園クマ出没対策会議(第4回)」にて
   11/10(日)までの閉園が決定される。
 ・11/16(土)公園の外側でクマの足跡及びクマの映像が確認される。

 (2)9/23~10/18の臨時閉園の経緯についてはこちらのページをご覧ください。
   →ヒグマ出没経緯と安心・安全確保への取り組みについて

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